多摩田園都市構想の玄関口…
横浜や川崎地域でマンションの購入を検討されている方なら、多摩田園都市構想について知っていてもいいだろう。それは単なる都市開発ではなく、川崎市、横浜市など4市や都市再生機構などを行政区画とした壮大な構想で、資料によると開発にかかった年月は60年以上、開発地区は55地区、総面積は3204.3haに及ぶ。これほどまでのスケールの大きさは、日本を代表する開発であると同時に、開発当初は世界各国から見学者が来るなど、グローバルな都市開発だったのである。〈鷺沼〉は、その多摩田園都市構想の第1ブロックとなる川崎市宮前区有馬が所在地で、田園都市線沿線の中で「都心に近い」こと、「多摩田園都市構想の玄関口」に立地していることがキーポイントである。これは希少と言えるのではないだろうか。ちなみに有馬周辺は、歴史を紐解くと、かつては稲作、養蚕、野菜の栽培などが行われていたが、軍用地として接収されるも、返還された昭和20年代後半直後に多摩田園都市構想の計画が始まり、農地のほとんどが宅地へと変貌を遂げていったという。その後、英国人都市計画家のエベネザー・ハワードがロンドン郊外のレッチワースで体現した田園都市構想を手本にした計画が具体化。鷺沼駅周辺では、都市機能と自然が調和した街づくりが進み、有馬地区はいまや首都圏を代表する街へと成長を遂げ、宮前区でも有数の住宅街を形成しているのである。ちなみに用途地域は第一種中高層住居専用地域で、マンション、公共施設、病院、学校などは建てられるが、500㎡以上の店舗や事務所、遊戯・風俗施設などは建てられず、地域の「良好な住環境」を守る地域となっている。
首都圏有数のショッピングゾーンが生活圏
東急田園都市線は、「住んでみたい街」として常に高い人気を集めているが、人気の理由は、生活利便性が高いことである。〈鷺沼〉の最寄り駅は「鷺沼駅」と「宮前平駅」の二つだが、中でも鷺沼駅前は、平日午前にも関わらず、多くの人たちが行き交い賑わっている。中でも注目したいのがショッピング環境。駅前の「フレルさぎ沼」をのぞいてみた。取材した日は、店頭で野菜市が開催されていたが、人参、大根、ほうれん草などいずれもきわめて廉価である。店内に入ると左手に東急ストアがある。品物が整然と並ぶ店内、リーズナブルな価格、レジ係の接客態度など、顧客には相変わらず好評である。また深夜1時まで営業していることも魅力である。フレルさぎ沼には、このほかにもドラッグストア・トモズ・ABCマート、くまざわ書店などもあり、平日午前中でも買い物客が多い。ショッピング施設は、フレルさぎ沼の他にも、現地に向かう途中のまいばすけっと宮前小台店、宮前平駅前の成城石井宮前平店なども利用できるが、何よりも注目したいのが、鷺沼駅の隣駅「たまプラーザ駅前」のたまプラーザテラス、急行で2駅目の「二子玉川駅」近くの二子玉川ライズS.C.さらには「渋谷駅」の渋谷ヒカリエ、「あざみ野駅」周辺、車で簡単に行ける港北ニュータウンの「センター北駅前」という、首都圏を代表するショッピングゾーンが生活圏であることだ。
生活・交通利便性と資産性との関係
人気を集めるもう一つの理由は、交通アクセスがよいこと。鷺沼駅は急行停車駅で渋谷へ17分、大手町へ33分とそれぞれダイレクトで行ける。「一日の乗降客は増加、都心に向かうサラリーマンやOL、学生が多い。運転本数は多く平日朝7時台、8時台渋谷方面行は合計51本で、ほぼ急行、各駅停車の順で発車している」と言う。マイカー利用も東名自動車道川崎ICや国道246号線が近くにあり便利である。さて近年、住まいの購入を検討する人たちが、購入のポイントとして重視しているのが「マンションの資産価値」。不動産鑑定士などは、資産価値を判断する二大指標として生活利便性、交通利便性を挙げているが、本物件は、先述したようにいずれもクリア、価値が落ちにくいといえる。
多摩田園都市構想の
玄関口…
横浜や川崎地域でマンションの購入を検討されている方なら、多摩田園都市構想について知っていてもいいだろう。それは単なる都市開発ではなく、川崎市、横浜市など4市や都市再生機構などを行政区画とした壮大な構想で、資料によると開発にかかった年月は60年以上、開発地区は55地区、総面積は3204.3haに及ぶ。これほどまでのスケールの大きさは、日本を代表する開発であると同時に、開発当初は世界各国から見学者が来るなど、グローバルな都市開発だったのである。〈鷺沼〉は、その多摩田園都市構想の第1ブロックとなる川崎市宮前区有馬が所在地で、田園都市線沿線の中で「都心に近い」こと、「多摩田園都市構想の玄関口」に立地していることがキーポイントである。これは希少と言えるのではないだろうか。ちなみに有馬周辺は、歴史を紐解くと、かつては稲作、養蚕、野菜の栽培などが行われていたが、軍用地として接収されるも、返還された昭和20年代後半直後に多摩田園都市構想の計画が始まり、農地のほとんどが宅地へと変貌を遂げていったという。その後、英国人都市計画家のエベネザー・ハワードがロンドン郊外のレッチワースで体現した田園都市構想を手本にした計画が具体化。鷺沼駅周辺では、都市機能と自然が調和した街づくりが進み、有馬地区はいまや首都圏を代表する街へと成長を遂げ、宮前区でも有数の住宅街を形成しているのである。ちなみに用途地域は第一種中高層住居専用地域で、マンション、公共施設、病院、学校などは建てられるが、500㎡以上の店舗や事務所、遊戯・風俗施設などは建てられず、地域の「良好な住環境」を守る地域となっている。
首都圏有数の
ショッピングゾーンが生活圏
東急田園都市線は、「住んでみたい街」として常に高い人気を集めているが、人気の理由は、生活利便性が高いことである。〈鷺沼〉の最寄り駅は「鷺沼駅」と「宮前平駅」の二つだが、中でも鷺沼駅前は、平日午前にも関わらず、多くの人たちが行き交い賑わっている。中でも注目したいのがショッピング環境。駅前の「フレルさぎ沼」をのぞいてみた。取材した日は、店頭で野菜市が開催されていたが、人参、大根、ほうれん草などいずれもきわめて廉価である。店内に入ると左手に東急ストアがある。品物が整然と並ぶ店内、リーズナブルな価格、レジ係の接客態度など、顧客には相変わらず好評である。また深夜1時まで営業していることも魅力である。フレルさぎ沼には、このほかにもドラッグストア・トモズ・ABCマート、くまざわ書店などもあり、平日午前中でも買い物客が多い。ショッピング施設は、フレルさぎ沼の他にも、現地に向かう途中のまいばすけっと宮前小台店、宮前平駅前の成城石井宮前平店なども利用できるが、何よりも注目したいのが、鷺沼駅の隣駅「たまプラーザ駅前」のたまプラーザテラス、急行で2駅目の「二子玉川駅」近くの二子玉川ライズS.C.さらには「渋谷駅」の渋谷ヒカリエ、「あざみ野駅」周辺、車で簡単に行ける港北ニュータウンの「センター北駅前」という、首都圏を代表するショッピングゾーンが生活圏であることだ。
生活・交通利便性と
資産性との関係
人気を集めるもう一つの理由は、交通アクセスがよいこと。鷺沼駅は急行停車駅で渋谷へ17分、大手町へ33分とそれぞれダイレクトで行ける。「一日の乗降客は増加、都心に向かうサラリーマンやOL、学生が多い。運転本数は多く平日朝7時台、8時台渋谷方面行は合計51本で、ほぼ急行、各駅停車の順で発車している」と言う。マイカー利用も東名自動車道川崎ICや国道246号線が近くにあり便利である。さて近年、住まいの購入を検討する人たちが、購入のポイントとして重視しているのが「マンションの資産価値」。不動産鑑定士などは、資産価値を判断する二大指標として生活利便性、交通利便性を挙げているが、本物件は、先述したようにいずれもクリア、価値が落ちにくいといえる。

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