杉並区「高井戸」エリアの暮らしに役立つ情報やおすすめスポットを一件ずつ、丁寧に取材してご紹介するエリアガイドです。

昭栄公園

公演



大きなケヤキの木が目印。複合遊具や球技場のある、木漏れ日と野鳥の公園

公園を見守るようにそびえ立つ、大きなケヤキが目印になっている公園。木々に囲まれた木漏れ日のなか、野鳥の声を聞きながら散策が楽しめます。明るく開放的な広場は、植え込みに囲まれ、砂場や丸太小屋、アスレチック遊具などが整備されています。流れのそばにはあずまやが建っていて、お弁当を食べる親子の姿も見られます。

PROFILE

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    杉並区高井戸西1-12-2ホームページをみる


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高井戸の街力

住宅アナリスト 山本 好延


立地力

京王井の頭線高井戸駅に降り立ち周辺を歩くと、筆者が必ずと言っていいほど目をやる施設がある。廃熱を利用した温水プールがある杉並区高井戸地域区民センター、近づくと何となくパンの匂いがする大手製パン工場、周辺住民が日々通うイトーヨーカドー食品館、かつて新宿から移転してきた大手プレハブメーカー本館、建物外観がしばしばテレビドラマの舞台となる社会福祉法人浴風会本館である。いずれも古くからこの街にあることが当たり前と思える、知る人ぞ知る施設である。その高井戸の街の歴史は古い。旧石器時代には人類が住んでいたことが確認されているし、1600年代初頭には甲州街道ができ宿場町が誕生し、1880年代には周辺の村が統合され高井戸村となり、1940年年代に入り環状八号線の整備が進むなど、人が住む街として悠久の歴史を有している。これら歴史を背景に、街はすっかり熟成し、杉並区の職員によれば、「高井戸は東京23区内有数の住宅地にひとつで、閑静な住宅街が広がり、穏やかで落ち着いた雰囲気が漂う街であることと位置付けている」と話す。


交通利便性

有数の住宅地であるもうひとつの理由は、交通利便性の高さ。最寄りの京王井の頭線高井戸駅から渋谷、新宿へ14分、吉祥寺へ8分と、主要駅が近いからである。ちなみに高井戸駅の一日の平均乗降人員は、住宅街としての熟成度の高さもあって、井の頭線内では渋谷、吉祥寺、下北沢、明大前に次いで第5位と多い。さらに環状八号線が走ることで、どこに行くにも便利で軽快なカーアクセスであることも注目される。環状八号線は、羽田空港が起点となっているし、第三京浜、東名自動車道、中央自動車道、関越自動車道、甲州街道など主要幹線道路と交差しており、通勤はもとよりリゾート地や郊外の観光地、海外旅行などに行くのに便利だからである。


暮らしやすさ&資産性

暮らしやすさでは、ショッピング施設が充実している。エキナカの京王リトナード高井戸をはじめ、先述したイトーヨーカドー食品館、環状八号線沿いにヤマダ電機、ドンキホーテなどがあるからだ。ちなみに筆者はボーナスが出たと思われる6月下旬に訪ねてみたが、例えばイトーヨーカドー食品館では北海道フェアが開催され、イクラやホタテなどが入ったスシパックや六花亭のスイーツなどが飛ぶように売れていたし、ヤマダ電機でもクーラーなどの家電製品コーナーで家族連れの姿が目立った。余談だが環状八号線沿いには数多くの外食産業が目白押しであることも付け加えておこう。緑の自然にも恵まれている。井の頭公園、蘆花向春年恒春園などが近いからである。そしてアカデミックな環境。明治大、日本女子体育大、国学院久我山、立教女学院などがあり、落ち着いた街並みが実現している。以上のように立地力、交通利便性、生活利便性、文教環境、緑の自然などを分析してきたが、分析すればするほど、街のもつ「価値の高さ」に気付く。なぜならこれらの項目は、不動産鑑定士などが資産価値、付加価値を分析する指標となっているからである。別稿に譲るが、「物件力」も加味して、ぜひ検討されることをおすすめしたい。


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