都心にありながら、様々な景観を楽しむことができる環境に配慮された公園。
首都高速大橋ジャンクションの上に造成された、屋上庭園。2013年にはグッドデザイン賞や都市公園コンクールで国土交通大臣賞などを受賞し、屋上緑化やヒートアイランド現象の緩和など、環境問題の改善に向けた作りになっている。園内には、四季の庭、潤いの森など10以上の広場があり、広場ごとに決められたコンセプトで、美しい景観を楽しむことができる。
東口広場:入口景観としてシンボリックな景観植栽で、展望台デッキからアカマツ越しに富士山を望むことができるエリア
四季の庭:四季の移ろいと変化を楽しめる植栽で、花の香りが漂うように北から南に花の段々畑があるエリア
あそびの広場:穏やかな曲線を描く築山とタギョウショウの丸みを帯びた樹形を組み合わせ、野の原の景色を演出したエリア
くつろぎの広場:四阿周辺の伝統的な日本庭園の植栽、くつろぎの芝生広場、つづら折り園路の混植植栽、信楽焼きの大鉢に植えられた仕立物のクロマツなど、多様な景観が楽しめるエリア
潤いの森:雑木を主体とした散策を楽しめる植栽で、明るく開放的な花の広場と木陰を楽しむ雑木のトンネルがあるエリア
コミュニティスペース:暮らしの中で親しまれている花木・果樹、野菜、つる植物、花に香りがあり、実のなる柑橘類が植栽されたエリア
西口広場:集いの広場に心地よい緑陰をもたらす樹木として紅葉の美しいコハウチワカエデを主木とし、また香りがある低木植栽が来園者を迎えるエリア
もてなしの庭:かつて目黒でタケノコ栽培が盛んであったことにちなみ、竹林を表現したエリア
アプローチ空間:勾配や段差を活かした信楽焼きの縁石等で植栽帯を設け、日陰に耐える地被植栽が混植されているエリア
奥の庭:景石や陶板で特徴づけた枯山水と、日陰に耐え、葉色の美しい斑入りの地被植栽を主体とし明るいイメージを演出したエリア
オーパス夢ひろば:巨大な壁に囲まれた敷地のため、上空に伸びる樹形の美しい樹木、カツラを主木として広場から見える構造物の修景を図ったエリア